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過去の歴史と近年の厳しい現実

2011/08/25 15:07

日本の競馬の歴史を支えてきたのは必ずしも中央競馬ではありません。むしろ、日本競馬史上の2大ブームを作り上げたのは大井競馬出身のハイセイコーであり、笠松競馬場出身のオグリキャップでした。地方の野から出た豪傑が中央のエリートに敢然と立ち向かうという構図が日本人の琴線にふれ、爆発的な社会現象となったのです。これは、決して近年のようなマスコミによって作り上げられた見せかけのブームではなく、ひとつの地方神戸新聞杯場のお客さん達が発する熱が全国に飛び火して燃え上がった本物のブームでした。
そんな全国の地方競馬場も現在では経営としては危機的状況が続いています。現在の日本の競馬場でも最古の歴史を持つ熊本県の荒尾ローズステークスについて場にしても然りです。しかし、荒尾競馬場も必死の経営努力で生き残りを図っており、バブル崩壊後は早々に赤字に転落していった地方競馬場の中では、1997年まで黒字経営を続けていたという実績もあります。近年でも他の競馬場と連携して地方の女性騎手を招待して「レディースジョッキーシリーズ」を開催したり、WIN5の原型である「5連勝単勝式」馬券を真っ先に導入するなどの積極性を見せています。さらなる規模の縮小が目の前に迫る中、過去の歴史と近年の厳しい現実と。地方オールカマーを体現する荒尾競馬場に、一度足を運んでみることをぜひオススメします。

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